風俗、お水業界から現代社会の問題点が見えてくる！

風俗、お水で働く女性、店舗スタッフが「何故にそのお店、業界で働くようになったのか？」というのは各個人により様々です。

その理由や傾向から今の社会全体の問題点や改善点が見えてくることがあります。今回のブログは風俗、お水関係の人だけでなく一般企業で働いてる人にも見て考えてほしいと思います。

最初に私が何故に風俗、お水業界に入ったかのいきさつをご紹介させて頂きます。

飲食業界から風俗業界へ

学生時代に小さな居酒屋でバイトしてた時に接客の面白さを感じ卒業後は某飲食チェーン店に就職します。実際に働いてみると…

・一日13～14時間勤務、週一の休み

・会社の研修に強制参加させられても休み扱い

・手取りは18万程度で労働時間に比べると比例してない

・パワハラ、セクハラは日常的

・忙しければ休憩時間はなし

当時はブラック企業という言葉がなく、飲食業界では当たり前のような環境でした。

「休みも少なく長時間働いても残るのは結局わずかな給料だけ…何のために苦労して働いてるんだ？自分の時間もほとんどない生活をして何をしてるんだ？」

とある日、このように思いながら仕事をしてましたが「長時間勤務してもが、稼ぎにならないなら意味がない」と思い２年半で飲食業界を離れることになりました。そして「年齢、経験など関係なく出世の道がある風俗業界」を選ぶことになります。

風俗業界に入ったら思っていた以上に楽という印象

最初に入ったお店が良かったのもありますが、まずはアルバイトから始まり雑用、掃除、お客さんの案内が主な仕事です。しかし一日8～9時間勤務で休みは週一、お給料は1日一万程度。前職の飲食店に比べると遥かに天国でした。

また上司が飲みや遊びに連れてってくれることもあります。そういう中で仕事していたら３カ月目に店長から「社員にならないか？」と誘われます。当時、私はバイトのままで良いとも思ってましたが、店長から誘われたことで「仕事において初めて評価された」という思いが出てきます。

その後は社員→時間帯の責任者→副店長→店長という道を辿ることになります。無論、最初の飲食店時代に比べても最終的に倍以上は収入が増えています。

同じような境遇で風俗業界に入ってくる人は多い

前職が営業マン、工場系、建築系、コンビニでバイトなど前職は様々ですが共通して会えるのが「給与面、労働環境の悪さ」からこの業界に入ってきたということです。

風俗店でも給与面、労働環境が悪いお店も存在はします。きつい仕事もありますが給料面は悪くないから我慢できるし、納得できる。また結果を出せば給料があがるという魅力もあり、そういう面があるからこそ頑張ろうと思える点はあります。

若い頃は修行の時と言う人もいますが確かに若い頃に色々と経験するのは必要でしょう。しかし、悪条件で雇うことと経験を積むことは全くもって別の話であり、きちんと人材を育成したいなら、それこそ給与面、労働環境面などをしっかりと保証する必要性があるでしょう。

風俗、お水で働く子も同じような境遇が多い

風俗、お水業界で働こうと決めた理由を聞いたことがありません。「お金を稼ぎたいから」こういう業界を選んだのは男女関係なく同じことです。

しかし女の子と話をした時に前職の話になることがあります。その際に「給料が低すぎる」「生活がギリギリ」「重労働なのに安月給」といった要因があって、この業界を選ぶ子が多いです。

職種的に医療関係、介護関係。アパレル系から流れてくる子もいましたしＯＬと風俗をかけもちしてる子も多数います。

昔、派遣切りがニュースになったこともありますが、リストラをキッカケに働くようになった子もいます。

夜の世界で働く子＝遊ぶお金がほしい

というイメージが持ってる人が多いですが、もちろんそういう子もいるでしょう。しかし、実際はそういう子は少数であり、遊ぶお金欲しさでやってる子が簡単に生き残れる業界ではありません。

一般企業のブラック企業化も原因の一つ

私は会社がブラックであったために風俗業界へ行くことを決めましたが、こういう人は決して男女ともに少なくはありません。もちろん、決めるのは自分ですから会社が悪いから風俗で働くようになったとは言いません。

しかし会社の問題点であることには変わりありません。しかし現状でどうでしょうか？長時間労働、賃金トラブル、過労死といったトラブルは昔も今も解決していません。会社の利益のために働かせるだけ働かせて従業員のことを考えていない企業というのは多々あるというのは非常に残念なことです。会社の運営者に問題がありますが、労働基準法が時代に適してない面も問題でしょう。

そうなると何もブラック企業の経営者だけの話ではなく社会全体として取り組むべきこととも言えるでしょう。

奨学金の返済、学費を稼ぐために風俗へ

ここ数年で大学生で風俗やお水商売に踏み込み子も増えてきた面もあります。遊びたいからではなく学費を稼ぐため、留学したいからその費用を稼ぐためと言った理由です。昔からそういう子はいましたが、ここ数年で一気に増えてきました。

要因としては親の収入が少ないからではないでしょうか？大学に行かせたくでも親の収入では厳しいということで奨学金で進学する子も増えています。

実家から通うのであれば学費だけですが遠くの大学に進学するとなれば、一人暮らしをすることになり生活費もかかります。そうなると一人大学に行かせることで親の金額的負担が大きくなります。

だからアルバイトをしながら学校に行くことになりますが、学生が出来るアルバイトは範囲が狭くなり、そんなに稼ぎも良いわけではありません。短時間で効率よく稼ぎたいから風俗やお水へとなるのでしょう。

奨学金を借りてた子は就職すると同時にすでに借金がある状態から社会人生活が始まります。初任給ですから高い給料をもらえるわけではありません。少ない給料でやりくりをしていかないとイケないので生活はギリギリ状態…こういう状況だからこそ仕事の合間に効率よく稼いで奨学金の返済にあてるという子もいます。

学費や奨学金の問題などもこれからの未来を考えていくべきなのですが、あまり進んでいないことが非常に残念ではあります。

風俗で働くことで見えてくる社会問題

風俗やお水などの商売に携わっていると「貧困問題」というのは日常的に目にすることがあります。統計をとって調査していなくても自分の経験、人から聞いた経験を聞くこともそうですが、面接に来る子、繁華街にいる人、お客さんなどを見ると「貧困問題」というのは身近に感じてしまうことがあります。

風俗、お水商売は「あまり良い印象をもたれない」ことは分かっていますが、社会のセーフティーネットになってる面もあります。「自己責任だ」と批判する人もいますが、そういう人って何か素晴らしいことをして社会貢献してるんでしょうか？

社会問題になってるのに放置した結果、こぼれ落ちた人はどうすればいいでしょう？こういう事実と向き合って、どうすれば良いのか？と考える人が増えることで社会全体が変わってくるキッカケになると思います。ブラック企業、貧困問題、貴方はこのままで良いと思いますか？

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 Twitterでも色々と呟いでます。

くだらない内容ではありますが興味のある方はどうぞ！

https://twitter.com/9DHxlbcb8fvYBW6

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※