元ガールズバー店長日記

ガールズバーやキャバクラ、風俗店などで店長をしてきました。お客さん目線、働く側目線で思うこと、感じることをブログに書きたいと思います。Twitterもやってるので宜しくです。

今年の2、3月は前例がない!閑散期だからと割り切るのは危険!

もう毎日のように「コロナウィルス」のニュースがテレビ、ネット等いたるところで流れてます。

 

2.3月は「閑散期」と客商売をしてる方なら言うかもしれませんが今年の2月は今までに経験したことがないことです。「コロナウィルスの拡大」は今までに経験のないことで政府、自治体も困惑してしまい今の結果に結びついてると言っても過言ではありません。つまり、ただの「閑散期」で片づけてしまうと非常に危険な状況となるでしょう。

 

リスク認知のバイアス

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簡単に言うと目の前の事案を過少評価してしまうという事です。「この事案はすぐに収まる」「言うほど大した問題じゃない」と捉えて対策を取らないことにより最悪の結果を招いてしまうということです。

 

目の前の事案に取り組む際は色んなパターンを想定します。その中には最悪なケースが起きた時のことも含まれます。しかし人間心理において「過去の経験値だけで物事を判断してリスク回避をあまり考えない」ということはあります。

 

今回のコロナウィルスに関しての国の対応は「リスク認知のバイアス」に陥った結果とも言えるのではないでしょうか?

 

店舗運営にも同じことが言える

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リスク認知のバイアスというのは店舗運営においても同様なことが言えます。イベントをして集客しようと考えた際に、成功したパターン、失敗したパターンは考えるでしょう。ここで気を付けないといけないのが「最悪のパターンを想定する」ということです。

 

最悪のパターンを想定していないと本当に起きてしまった際にドタバタしてしまい、ドンドンと悪い連鎖が起こってしまいます。

 

目の前にある事案に関して過少に判断しないで広く情報収集し考えられる様々なケースを想定して対策、準備することが重要です。

 

2020年は世界情勢の不透明さ、新制度の開始など様々ことがあります。今までの経験値だけでは生き延びていけないかも知れません。コロナウィルスの影響から倒産した旅館も出ています。のんきに「閑散期だから」と考えてるようでは店舗運営がすぐに傾いてしまうかもしれません。

 

業界以外の情報からヒントになることがあるかも知れませんから広く情報収集することをまずはオススメします。

 

今の時期に重要なこと

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コロナウィルス拡大のために「不要不急の外出は控えること」「人混みを避ける」など政府から出ていることから客足は鈍くなるでしょう。風俗やキャバクラ等の職種は娯楽産業です。生活する上、生きる上で絶対に必要な産業ではありません。現に飲食店では予約のキャンセルが増えていることもあるので、この先、繁華街に出て遊ぶという人は少なくなるでしょう。

 

これらは企業努力でどうにか解決できることではないですから、昨年よりも売り上げのアップなどは見込めません。我慢して耐え凌ぐ時期とも言えるでしょう。

 

(1)今月来店してくれたお客さんが1.2カ月後に来てくるか?
(2)働く女の子が定着してくれるか?

 

この2点が例年よりも重要になってくるんじゃないかと個人的には考えています。当たり前の事ではありますが、この2点がしっかりと出来る店舗こそ生き残れると思います。

 

閑散期に売り上げが下がるということは耳にしますがこういう時期でもやるべきことはあります。「今日は5人しかお客さんが来なかった。でも1か月後に5人のお客さんがまたお店に来てくれた」。その時の売り上げは作れてないかも知れませんがお店の顧客作りとしては成功してます。「お客さんがまた来たいと思える接客、対応ができた」という結果だと思います。

 

閑散期、繁忙期というのはお店や働く側の都合でありお客側には関係ないです。お客さんが来店された時こそ最大のチャンスです。

 

当たり前の事かも知れませんが当たり前の事をしっかりと出来てるから店舗運営のベースになります。ベースがない状態で色々とやっても崩れるのがオチ。店舗運営において土台となるものを強化するにはどうすれば良いかを考えて、この時期を乗り越えてほしいです。