キャバクラで指名客を一人でも掴むためには?
昨日、知ってるお店のキャストさんに「どうやったら指名を取れるようになる?」と聞かれました。後半の子たちの教育を担当してるようでした。
指名の取り方というのはこれが正しいという答えは存在しないし、指名を取る子でも恐らく「こうすれば指名で戻ってくる」というのは説明するのは、とても難しいでしょう。
指名について話をしたので自分なりに記事を書こうと思います。
努力は必ず報われない世界
指名を取るために連絡先交換をして連絡をする。アフターや店外デートをして次の来店へ繋げる、色んな話に対応できるように情報を仕入れトーク力を上げる。化粧や髪形など変えたりする。
他にも指名客を掴むために努力をされてると思いますが努力をしても必ず報われるかというではありません。
なぜなら、お客心理としたら「お店でなく外で会いたい」と思う人は多いです。
・キャストはお店に来てほしい
・お客はお店を通さず会いたい
お互いの目的が一致してないことから、ライン交換してもその後キャスト的には指名でお客さんを戻すことも難しいですし、お客もライン交換しただけで即お店外の関係というのも難しいでしょう。
指名がほしいからと言ってアフターや店外デートを早い時点でしてしまうと、1回くらいはお店にひっぱれても、アフターやデートするのが前提でないと来店してくれなくなるでしょう。
アフターや店外デートは、ある程度お互いのことを分かった関係であり、マンネリしてきた頃にカンフル剤的な感じですることを個人的にはおススメします。
努力は勿論する必要はありますが、それが必ず報われることではないし、努力しても結果が全くないということもあります。だから、お客さんを掴めなかったとクヨクヨしても仕方ないので「何が悪かったのか?」と自分の中で考えて次へ活かすようにした方が良いでしょう。
お客さんはどういう子を指名するのか?
ルックス、トーク力など色んな要素が重なり合って「この子ともっと話をしたい」と思うからお客さんは指名をします。ルックス、トークなどバランスが大事かなと思います。
可愛い子でも話が面白くなければお客さんは退屈ですし指名はしません。話が面白い子でもタイプでなければ指名したいとは思いません。
ルックス、トーク力共に高ければ指名をもらえる可能性は高いと思いますが、このような子というのはなかなかいないでしょう。
ルックスに関してはお化粧などを研究をしたりは出来ますが努力するにも限界があります。トーク力は自分次第だと思うので限界はないので、トーク力に力を入れようと思ってもお客さん的には「話は面白いけどタイプじゃないからなぁ」と感じます。
ルックスとトーク力…どちらもある程度は大事で、このバランスが良いことが大事かなと思います。
また運やタイミング的なことも指名を取る取らないというのは関係があるんじゃないでしょうか。「自分がお客さんのタイプだった」「お客さんと趣味が合うから盛り上がる」などもあるので運的なこともあるかなと思います。
隙がある子が指名がとれるかも?
最初に述べましたがお客さんは「店外で会いたいな」という心理というのはあるかと思います。もしキャバクラやガールズバーなどで「アフター店外禁止」を徹底していたら、業界的に潰れてしまうでしょう。
お客さんに対してある程度は「店外できるかも?」と思わせることは必要です。可愛くて話が面白い子でも、お店外の関係への可能性がゼロであることが分かったらお客さんは他の子、他のお店へと流れてしまうでしょう。
初対面でいきなりアフターや店外デートをして指名を取れとは言いませんが、指名客を掴みたいのであれば、たまにはアフターや店外をしてあげることで、マンネリ化を防げる効果もあるでしょう。
更に信頼関係が出来てからアフターや店外することでお客さんは「他のお客よりも立場が上」的な感情も出てくるので、今後も指名で来てくれる可能性も高くなるかと思います。
キャストが指名を取れるためにもお店がすべきこと
僕は風俗店からキャバクラなどで店舗運営にしてきましたが「指名をとれ」とは言ったことはありません。なぜなら私自身、どうすれば指名がとれるのかというのが理解できていません。またお客さんがどんな子を望んでいるかもわからないです。
可愛い子が面接できて「この子は売れる」と思ったら指名が取れなかったり、「数合わせで採用しよう」と妥協して採用した子が人気が出たりなどするので、実際にお客さんの前に出てみないと、わからないです。
その中で気を付けてたのは「女の子が良いけどボーイがダメだから行きたくない」とお客さんに思われたくないと気を付けて営業してました。「指名で戻せそうな人をお店のせいで出来ない」というのはお店が女の子の仕事を妨害してるだけなので最悪です。
女の子とお酒があれば何とかなると思ってるようなボーイさんがいるのであれば、業界に向いてないので即業界から離れた方が良いでしょう。お客さんは細かいところまで見てるというのを認識すべきです。
指名取れる環境であるかを確認する
「指名をとれ」とお店側は言いますが、それは本当に女の子の力不足でしょうか?と私はいつも感じてます。
例えばあるキャストに一日10人のお客さんがつきましたが、この10人は常連のフリー客で、そういうお客さんから指名をもらうというのは相当難しいと思います。もし指名をとってほしいのなら、新規フリー客の来店数を増やして女の子に付けなければ指名をとるのは難しいでしょう。
指名数で時給面や待遇面などが変わるのは仕方ないと思いますが、フリーのお客さんを丁寧に接客してくれる子もお店にとっては必要な存在です。
指名で返せなくてもお店には返してくれるというのは最低限の仕事はしてくれてはいます。「指名をとれ」というよりも「あと一歩頑張ろう」と背中を押してあげる方が得策かなと思います。
客数や客層、新規の来店数などお店の営業を客観的に見ることも女の子の指名をあげるには必要なことであることは覚えておいてほしいです。
指名を取るマニュアルは存在しない
これをすれば指名が取れる。指名が伸ばせるという方法は存在しません。私の言ったことも一つの意見です。もし、指名が取れるマニュアルがあるのであればお水業界はすでに潰れているでしょう。
指名が取れないことで、その不満を他のキャストやお客に対してぶつける子も中には存在してますが、そういう子はドンドン指名が取れなくなってしまうでしょう。
お店の店長や役職あるスタッフがキャストの仕事面における悩み相談や不満を受け止めて一緒に努力するのが一番の策ではないかなと思います。
売り上げが悪いのはキャストが指名を取らないせい…指名取れないのはお店が集客力がないせい…お互いに責任を押し付けてるようなお店は指名を取るどころがドンドンお客さんも離れていくでしょう。
個人的には「指名を意識する」よりも「彼氏と一緒にいる雰囲気作り」の方が良いのかなとは思います。指名をガツガツ取りに行こうとするとお客さんはそういうのを嫌がります。「お客さんに楽しんでもらう」ということを第一に心がけて接客をすれば結果的に指名になって戻ってくるような気がします。
指名で悩んでいる方はあまり悩まないので日々の営業で良い接客を心がけた方がよろしいかと思います。お店側もプレッシャーを女の子に与えすぎるとお客さんが余計に離れていくので、気を付けた方が良いと思います。