また一つ知ってるお店が閉店しました。閉店しまうお店の特徴。
以前、個人的にちょいちょい言っていたお店が今年の6月くらいに閉店していました。ガールズバーでオープンして2年半くらいですが残念なことです。
私はそのお店にオープンして3ヶ月目くらいから、言ってましたが、その時点でこれは潰れる可能性が極めて高いという要因に気付いていました。
ガールズバーだけでなく多種の店舗にも参考になるかも知れないのでご紹介させて頂きます。
・60分3000円で飲み放題 指名制度はなし
・8席くらいのカウンターのみの小さな席
・繁華街ではなく郊外の住宅街にある
・繁華街に1店舗、別に系列店がある
・3.4人くらいの女の子がいる
この様なお店がありました。では何故に3年立たずに閉店になってしまったのか個人的な見解ですが述べていきます。
- 女の子のレベルは高く誰がついても楽しい
- 実際に女の子が一気に辞める
- 女性の新店長が来るもバイトリーダー??
- 新しい女の子も続々入店するも…
- 古株の子が辞めることでお客さんも離れていく
- 3年持たずに閉店してしまう
女の子のレベルは高く誰がついても楽しい
指名制度がありませんが、女の子のレベルは高かったです。容姿もそうですが接客もトークも面白い子なので、「いつ飲みに行っても安心して楽しめる」という印象を当初は持っていました。この様に感じるお店はないので、これから伸びる要素は非常に高かったです。
女の子同士も派閥がなく、全員が仲が良い感じです。いわゆる一定の子とだけ群れるような女子高生みたいな感覚の子がいなかったこともあり、それがお客さんの前でも良い面で出ていました。
ただ、女の子の年齢的に20歳の専門学校生、大学3年生が割合が多かったので同じ様な時期で一気に辞める可能性を早い時期から私は感じていました。
実際に女の子が一気に辞める
就職や卒業などで退店することは仕方ないことです。しかし常連客もそうですがお店側も辞める子には新たなスタートを頑張ってほしいと応援して送り出してあげたいものです。
しかし、私が当初感じてた時期より女の子が多く退職してしまいます。よくよく聞いてみると「女の子の待遇面での不満があり辞める子」「一方的にクビになる子」がいたようなんです。
・お店に店長や社員がいなくバイトの女の子だけでお店を回す。
・付け回しやお店のお金の締め作業までさせられる。
・その割に時給が安い、ドリンクバックがない。
などお店に対して改善してほしい面が女の子に多々あったようです。それをオーナーに話したら「じゃあお前はいらない」「明日から来なくてよい」という流れになってしまい女の子が急激にいなくなります。
その結果、席が空いているのに女の子が少ないのでお客さんの来店を断らないとイケない営業が続くことを余儀なくさせられます。
女性の新店長が来るもバイトリーダー??
その様な状況になり、系列店から女店長が様子をみたり運営に携わることになり更に女の子から反感を買うようになってしまいます。
一番の要因は店長というよりもバイトリーダーレベルということでしょう。どういうことかと言うとお店を運営するということは個別の接客が良い悪いということよりもお店全体を見なくてはイケません。勿論、個別な面も見ることも大事ですが、お店全体を把握し運営しないとイケないのに、ただ自分のやり方をゴリ押しする形になり結果的にお客さんも女の子もお店から離れていくことになります。
この店長の特徴として自分のお客だけを見るという面が非常に強くそこで評価されてるからと自信過剰になってしまっていることに自らで気づけてないのも悪いところです。そもそも、指名制度がないお店で「自分のお客」という概念があるのが間違いです。多少、このお客さんと仲が良い程度であればわかりますが、お店にくるお客全員が自分のお客であり、その中で自分を好いてくれる客だけを特別視することは店舗運営する上において間違いですが、そのような事に気づけていません。
新しい女の子も続々入店するも…
そんな中でも新しい女の子は入店してきます。ただすでに手遅れな状況です。なぜなら、年末前、女の子を確保しないといけないのにオーナー側が一方的に女の子をクビにしてたことが全てです。年末を迎える前に女の子の確保は絶対にしないとイケないにも関わらず、オープンから在籍してお店の事を分かってる戦力になる子を自分から放棄してます。
新しい子が入ったところでお店のこと、お客さんのことがわからない面が多々あるので良い営業が出来るかどうかは疑問です。
またオーナーは自分側に改善点があるにも関わらず、そういう面をきちんと見つめて改善もしていないので今度も同じことを繰り返すことになるでしょう。
古株の子が辞めることでお客さんも離れていく
女の子同士が仲良く、それがお客さんの前に出て楽しかったお店が、いつの間にか女の子もいなくなってしまいお客さん離れがドンドン進んでいきます。
新しい子が入っているとはいえお客さんからすると「昔の方が楽しかった」と感じてしまったことが大きなマイナスです。女の子が少ない時期は妥協して採用することもありますが、このお店は妥協しまくりで採用してます。私なら面接で採用しないぞ!と思う子がドンドン入店します。そういう事も客離れを後押しする要因とも言えるでしょう。
もし、古株の子ときちんと向き合って話をしていれば、こんな状況にはなっていなかったでしょう。もし古株の子がいたとしても辞める時期は必ずきます。新人の子とお客さんの架け橋となって退店をしてもらうことが出来ていれば、結果も違ったものになるでしょう。
古株の子がドンドンいなくなって楽しさもなくなったので私もこの頃にはお店に行かなくなりました。
3年持たずに閉店してしまう
・女の子の教育、指導をしなかった
・自分の価値観で営業してしまいお客さん目線を理解してない
・お店が女の子ときちんと向き合わなかった
ここには書いてないことでも沢山要因はありますが、この3つのことが閉店になった大きな要因だと個人的には感じます。お酒、女は簡単に儲かると考えてる人が世の中には多数いますが、お酒と女を扱う商売は当たればデカイ!だからこそ難しいということを理解してない人が多いです。
素人経営をしてたから閉店は当然の結果とも言えますし、女の子の努力をオーナーサイドが潰してしまうという典型的な悪いパターンだったようにも思えます。
自分たちのやり方で成功し、その上でお店運営のマニュアル化をすることが職種問わずに当たり前のことではありますが、そのやり方だけが運営ではありません。多くの情報や人からの意見などを受け入れることで組織は更に飛躍することができます。
自分たちの成功例を元に自信を持つことは大事なことではありますが自信過剰になってしまっては客観的にお店を見ることが出来ません。店舗運営者様、男子スタッフの皆さん、より高いところを目指すためにも時には立ち止まって冷静に見つめる時間も必要です。
それが出来るか出来ないかの違いで今度に大きく影響が出ると思いますよ。
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