元ガールズバー店長日記

ガールズバーやキャバクラ、風俗店などで店長をしてきました。お客さん目線、働く側目線で思うこと、感じることをブログに書きたいと思います。Twitterもやってるので宜しくです。

閉店していく風俗店、キャバクラ、ガールズバー。何故にこんなに閉店する?!

会社や飲食店など起業して3年以内で倒産、閉店してるのは35-40%という統計もあり、また未経験者、脱ダラで起業した場合は90%近くあるという統計もあります。

 

風俗店、キャバクラ、ガールズバーなどはそれ以上の数字が出るのではないかと個人的には思っています。

 

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オープンしてもお客さんはすぐに来ない

 

近所で飲食店やスーパー、コンビニがオープンするとオープンセールなどもあり多数の来店があります。しかし風俗店やキャバクラ、ガールズバーはオープニングセールをしても来店が非常に少ないです。

 

金額的にそれなりにかかることもありますが、どんなお店なのかという情報が少ないからでしょう。

 

私自身、風俗店の新店舗を経験したことありますが一日の来店数が10人くらいというのもザラです。その時は系列店でしたが他の系列店から指名がとれる子を新店に連れてきてる状態でオープンしましたが来店数は非常に少ないものです。

 

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3年赤字でも運営できる資金力

 

一番の問題は資金力の問題でしょう。飲食店やコンビニと違って風俗、お水の世界は女の子の給与、すなわち人件費の割合が他の職種に比べて高いです。食材を変えたり発注量を抑えたりなど飲食店では経費を削減できますが、女の子が商品である以上、人件費を抑えることは在籍数、女の子の質の低下に繋がります。

 

また他の職種では従業員が足りていれば求人広告を止めますが、風俗や水商売では常に求人をかけて新しい女の子を獲得しなければなりません。

 

人件費、求人広告はお店の生命線と言ってこ過言ではないため、これを維持するためにも赤字でも3年は運営できるくらいの資金力が必要です。

 

同じ女の子しかいない、求人をかけてないお店はお客さんも飽きるので閉店への道を辿ることになるでしょう。

 

 

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客単価ではなく、まずは客数重視

 

オープンしてから売上をあげたい気持ちはありますが焦ってはいけません。お水のお店であるのは客単価を店側であげようとすることです。

 

「女の子のおねだりドリンクをお店主導でさせる」

「延長などもおねだりっぽくする」

「営業ライン、メールをガンガンする」

 

などお店側から何かしらのアクションを起こして客単価を上げるとお客さんは来なくなる可能性が極めて高いです。女の子がお客を楽しませた結果、客単価が高くなるのは良いですが、お店主導で単価をあげれば、お客に負担がかかり潰してしまいます。

 

仮にその日の売上を確保出来ても1ヶ月後、3ヶ月後、半年後の売上に繋がらないような営業、運営は商売をしてる以上は意味がありません。

 

オープンしてから1年くらいは固定客づくりを第一に営業した方が良いでしょう。一度の来店で10万使うお客を10人作るよりも、そこそこ使ってくれるお客を増やさないとお店の運営は成り立ちません。

 

お客さんから長期的に100万を店に落としてもらえるような営業をしていかないと商売しても上手くいかないでしょう。

 

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素人経営が多い

風俗や水商売の経験があっても新店を出して運営するのは非常に難しいです。しかし開店資金がそこまでかからないでオープンできるので、誰もが簡単に店をオープンさせることが出来ます。お酒、女を扱えば簡単に儲けられるという認識なのでしょうか?もし、そのような認識があるなら即座に捨ててください。

 

また女の子が自分の店を持つケースもありますが、プレイヤーと運営は別です。お客さんへの接客が上手でも運営が分かっていないとお店は確実に潰れます。また下っ端のボーイの経験しかない人がいきなりお店の店長になっても運営できません。

 

店舗運営において法律的、経営的な知識、そして経験は絶対に必要です。ラーメン作ったことないのにラーメン屋をやろうと思いますか?知識、経験がないということはそれと同じことです。しっかりと店舗運営を経験してからお店を始めることが大前提であると個人的には感じます。

 

 

 

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私が風俗業界に入った時のお店は繁華街でした。オープンして3年目の店舗でしたが、1.2年は月2.300万の赤字です。3年目のプラスマイナス0、ちょいプラスでした。そこで売上ノルマがあがった時、どうしたかと言えば「色々とやってた割引を廃止する」ことでした。

 

当初は常連のお客さんから色々と言われましたが、結果的にそこまで大きく客離れをすることもなく売上ノルマ達成できました。勿論、新規獲得の為にも日々、宣伝面も同時進行です。

 

このことから1.2年でいかにお店が固定客を作ってきたかがわかります。良いお店作りをその時の店長がしてきたからこそ、客単価をあげても大きなトラブルもなく売上アップをすることが出来たと感じてます。

 

オープンして1.2年は良いお店作りをして固定客を増やすこと、いわゆる売上をとるための布石。これが出来るか出来てないかで大きな違いが出てきます。ープンして1.2年で客単価重視の営業をしたら3年目はないでしょう。

 

だから3年は赤字でやっていくだけの資金力は必要だと私は思います。

 

 

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今回、このような記事を書いた理由として、私が以前行っていたお店がオープン3年を目前に閉店になったことがキッカケです。

 

オープンして1.2年は赤字。客単価を重視したり、人件費を削減してたら潰れると、その店の店長に話をしてましたが、彼は私の話を聞かず客単価重視、人件費削減の道を選びました。そのお店は指名制度はありませんが、各女の子のレベルが平均がとれていて、いつでも楽しめるので率直に良いお店だなと思ってました。しかし店長に運営の裁量がない結果、閉店となりました。

 

女の子がいくらよくても店のトップがバカだと組織は成り立ちません。店舗運営されてる方、実際働いてる女の子は一度、自分のお店はどうなんだろう?と時には考えてみるのはいかがですか?

 

 

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