私が風俗店を辞めた理由。前半編
私が風俗店を辞めたのは10年くらい前です。当時、系列店の売上が低い店をリニューアルする計画があり、私が責任者として指名されました。結果的に社長と意見があわなかったこともあり辞職することを選びました。
最近、当時の上司(私の恩師とも言える人)と飲む機会があり話をしてると
「今になって言うのも変だけど、君がやろうとしてた店舗づくりが正しかった!君が辞めた後、会社全体の方向性は変わらずで、結果的に全店の売上が下がって1店舗は閉店までしてる。あの時に何を狙って何をしたかったの?」
と聞かれました。
今回は私自身の話になりますが、もしかしたら今でも店舗運営に役に立つことがあるかもしれないと思ったので参考に出来るところはしてもらえたらと思います。
言葉遣いが悪くなることもありますが、その点はご了承下さい。また記事に出してる写真は無関係です。
- 売上が悪い店舗に移動になったことで気付いたこと
- ハードからソフトにシフトチェンジ
- おじさんが若い子と遊びたいのが風俗の基本?
- ガールズバーで気付いたこと
- 職場やお店にいる可愛い子がいる様なお店がコンセプト
- 日本は少子高齢化社会
売上が悪い店舗に移動になったことで気付いたこと
私が売上の悪い店舗に移動になって気づいたんですが近くには系列店がもう一つあります。そちらは客数も売上もよく地域では有名店です。A店が売上の良い店 Bが売上が悪い店とします。(共に店舗型です)
会社の営業スタイルとして
・A店で溢れたお客をB店に流す
・A店は女の子のレベルが良いがB店は比べると落ちる
・B店で良い子が入店してもA店に移動させる
・基本料金は同じだがB店は売上が悪いので割引、キャンペーンが多い。
・B店は割引してるので客数、客単価が低く売上が悪い
などがあげられます。
まず私が変えたのはB店で良い子が入ってもA店に移籍させないということです。まずはお店の質を高めることを第一に考えました。客数が少ないこともあるので定期的にA店で出勤をしてもらい指名客を掴んでもらったりしました。
これに伴い無駄な割引、キャンペーンは廃止して新人割を大胆にするということをしました。新人期間限定で女の子バックに近い料金でキャンペーンをするけど、他は割引をしないとスタイルにしました。女の子に稼いでもらうこと、指名で返しやすい状況を作ることが目的です。
その結果もあり3ヶ月位するとお店の売上は200万くらい上がっていきました。しかし私の中で「お店の限界」を感じていました。A店という売上がある店舗が近くにあるのにA店と同じ料金、システムで意味があるのか?と日々感じてました。
ハードからソフトにシフトチェンジ
ある日、社長に呼ばれ売上がなんで伸びてるのかという理由など色々と会議できかれましたが「これからどうすれば良い?本音で言ってみろ」と言われたので「A店と同じ料金、システムではダメ。部屋数の差もあるので思い切ったリニューアルが必要です」と伝えたところ、社長から「リニューアルの責任者に任命され、どんなお店にするかプランを持ってこい」ということになりました。
この時点で私の中で「プラン」はあります。営業して感じることはあったので「こういうお店にしたい」と日々考えていました。
※B店の特徴※
・サービス内容はハードな方で料金は高い
・募集かけてもこないから40代まで募集して20代で売り出せそうな子を採用する
・客単価が低くお客さんの質が悪い。
などあったので
※リニューアル予定※
・サービス内容をソフトにする。
・募集内容を30代前半くらいまでにする。
・1万でお釣りがくるのではなく1万で長く遊べるお店。
と考えていました。時代的に人妻、熟女系のお店が流行っていましたが、あえてその逆を行こうと考えていました。
社長や他の幹部には「30すぎた子の方が指名をとる」と言われていましたし人妻熟女系が良いんじゃないかという話はありましたが「年齢はなく在籍年数が長いから指名客を持っている」というのを現場を見てないから気づけていません。
今、儲かってるのは昔からそのコンセプトでやってきた店舗であり、流行ってるからという理由だけで流行りに乗っかるのは危険だと考えています。
おじさんが若い子と遊びたいのが風俗の基本?
表現が悪くなりますが売春は古代から存在してます。個人的な趣味嗜好はありますが、どの時代もおじさんが若い子と遊びたいというのは根底にあります。年をとった女性では金額が安くなるというのも昔からあります。
多種多様な風俗業界ではありますが、若い子と遊ぶというのが基本があるからこそ、基本に忠実にした方が流行り廃りも少なく5年後、10年後へと繋げていると考えていました。
売上のあるA店は在籍年数が長い子も多かったので、このままいけば5年後には人妻熟女店の様にキャストの高年齢化が出てくる可能性があるのは当時から気付いていました。
ガールズバーで気付いたこと
当時くらいからガールズバーが飛躍的に増えていました。実際に何件が行きましたが、昼職をしながら空いた時間で働いてる子が多いことに気づきました。またそういう子に限ってカワイイんです。バイト感覚で出来るというのが大きいようでOL、アパレル系、医療系…昼してる職種はバラバラです。
「可愛い子は職場やお店にいるんでは?お酒が飲めないからソフトな風俗で働きたい子もいるんじゃないか?」
実際に今までは【8時間勤務で保証を出す】【早番、遅番に分かれている】などでバイト感覚でしたいと思っても難しい店舗なんじゃないかと考えるようにもなりました。
・勤務時間にある程度、自由さを出す
・働いた時間×時給3000円=その日の保証金額
・風俗経験者は講習なし 未経験者だけする
と好条件を実際にやれば女の子も集まる可能性があり勝負できると思うようにもなりました。また風俗一本でしてる子、昼職してる子、学生してる子など幅の広がりの可能性もあるようにも感じました。
昼職をして1万稼ぐのは一日8時間働いてもいくかいかないかですが仕事後の3時間出勤したら最低でも9000円もらえるシステムなら良いのでは?と考えました。風俗業界的には稼げてないでしょうが対象を昼職とすると3時間で9000円は魅力あるんではないでしょうか?
職場やお店にいる可愛い子がいる様なお店がコンセプト
風俗雑誌、風俗サイトなどでモデルやアイドルみたいな子が出てたりするのは目にしますよね?そういう子はお店としたら採用したいですが、モデルみたいな子はほとんど来ません。
日常生活の中で見かけるような子をメインとするお店にしようと思ったのは他にもあります。それはキャバクラからヒントを得ました。
例えば、有名店のNO1を指名しても「俺なんて相手にされないよ」と距離感を感じてしまいますが、他に在籍してる子であれば「頑張れば相手してもらえるかも?!」という距感覚があると思います。ランカーじゃなくても有名店ですからキャストのレベルは高いですから。
「日常の中で見かける可愛い子と恋人みたいな時間を過ごす」という方向でお店のリニューアルをしようと思ったのももう一つあります。
風俗業界の入り口的なお店にするという考えもあります。大手グループではすでに実施してるところもありますが「もっと稼ぎたい」と考える女の子も出てきます。そこで他の系列店を紹介するとことも可能となります。手コキのお店で女の子を募集してなれてきた頃、「もっと稼ぎたい子」は系列のデリヘルを紹介するという流れは今でもあります。女の子の在籍を店舗だけでなく全体で考えることで系列店にもプラスになります。
日本は少子高齢化社会
経済的な他の要因などもあるので一概に言えませんが、若い世代の人口比率が下がっていますから、その中で風俗をやろうと思う子の比率も下がっていく可能性はあります。いかに若い世代を獲得できるかと言うのは店舗にとって重要課題になるでしょう。
また人妻、熟女店も増えてます!ブーム前は店舗数も多くなかったので求人募集の問い合わせも多くありましたが、風俗業界の多角化もあり30.40代でも働けるお店は多いです。
当時の社長や幹部は「30.40代ならうちの条件ならいくらでも来る」と言ってましたが、お店が多くなり30.40代でも、お店の選択肢は増えていることに気がついてないのでしょう。
若い世代、30代、40代…どの世代に関しても「いかに女の子に来てもらえるか」というのは重要なことでしょう。この先、50.60代のお店なんかも増えてくる可能性があるかもしれませんね。
上記であげてきた形でリニューアルすることになりましたが続きは後日、後半編としてアップします。
最後に度々では表現が悪い面があるので読んだ方が不快に思われる点があったかもしれません。その点は申し訳ありません。あくまで店舗をリニューアルさせるのにどうすれば良いか?という見解で進めただけで、30.40代の女性、人妻熟女店全体を否定してる訳ではないので、その点ご理解下さい。
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