元ガールズバー店長日記

ガールズバーやキャバクラ、風俗店などで店長をしてきました。お客さん目線、働く側目線で思うこと、感じることをブログに書きたいと思います。Twitterもやってるので宜しくです。

キャバクラや風俗店が閉店するケースは売上の問題だけじゃない!

風俗店、キャバクラが摘発により閉店に追い込まれるということは特別なことではなく、いつ起こるか分からないことです。

 

最近ではSNSの発展により、記事の内容で炎上して客足が減ること、また記事の内容が法的に触れる可能性があったりすることもあります。

 

一般的に知られてないのが税務署によって閉店に追い込まれるケースです。

実際に私が体験した税務署に関しての話をさせて頂きます。

 

 

f:id:girlsbartan:20190814102438j:plain

私のケースは○○市、○○区の税務調査でした。ですので、いきなり摘発と言うパターンではありません。あくまで調査です。もし令状を持った国税局が来た場合は逮捕と同じで何も出来ません。

 

系列店は同じ地区に2店舗ありましたが税務調査は突然きます。2店舗共、同時の時間にくるだけでなく名義人の自宅にも同時にきます。私のケースは2店舗と社長宅に同時に職員が2.3人で訪れます。

 

警察の見回りであれば「許可書」と「従業員名簿」を見せろと言われたら見せないといけません。他のことは特に触れられたことは警察ではあまりありません。しかし税務署は「一週間分の売上」「1ヶ月単位の売上」「レジ金がいくらなのか?」「今の時間でお客さんはどのくらい入って売上どのくらいなのか?」「この子の平均日給は?」など警察と違い、色々と細かく聞いてきます。

 

ただ気をつけてほしいことは「従業員名簿は絶対に見せない」ということです!

 

実際にあった話ですが従業員名簿を見せたら、女の子の自宅まで税務署の職員が来たという事例が多々あります。だから絶対に従業員名簿は見せないでください。

 

お店で「面接に来るリスト、予定表」みたいなものを作成してるところもあると思いますが、個人情報的なことが記載されるものに関しては同様に見せる必要はないでしょう。

 

 

警察には「許可書」「従業員名簿」は見せろと言われたら見せる義務がありますが税務署に関しては法的な義務はありません。拒否しても問題ありません。

 

f:id:girlsbartan:20190814103359j:plain

税務署の職員は警察と違って頭がいい。

 

お店のフロントでお金や時間、予約状況などを管理してると思いますが、短時間で彼らは、そのやり方、システムを理解します。数字にはめっぽう強いです。ですからお金を紛らわせようなどしても、見つかり余計に面倒なことになります。

 

税務関係のことは税理士に任せるのがほとんどですが、職員は税理士のところには行かず直接、店舗や名義人の自宅にきて調査します。

 

ですので事前に税理士と確認してどこからどこまで提示すればよいのかなど確認しておくのも良いでしょう。

 

 

f:id:girlsbartan:20190814104907j:plain

従業員名簿を見て女の子の自宅に職員がくるといった実例を先程言いましたが、これ以外の実例を紹介させて頂きます。

 

 

・備品を注文してる会社の実態がわからないから「みかじめ料」として処理される。

税務署がこのような処理をしてきたら絶対に拒否して下さい。「みかじめ料」をそのまま処理して払ったとしたら暴排条例に引っかかります。

 

・覆面として事前に客のフリして入る。

「○月○日○時に○○さんで入った時の情報を見せてほしい」と言ってくることもあります。

 

・スカウト会社を使ってる場合は経費として認められない。

税務署側が経費として認めないケースが多いのでスカウト会社を使用してる店舗さんは気をつけて下さい。

 

 

f:id:girlsbartan:20190729104505j:plain

本当にあった裏の話

 

全国展開してる某有名グループ店の幹部の方から聞いた話です。このグループを知らない人は業界ではいないと言っても過言ではないくらい大きなグループ店です。

 

国税がそのグループ店に10億の申請漏れがあると判断して令状をとったんですが結果的に一円も取れなかったんです。令状までとって一円も取れませんでしたというのは冤罪と同じです。

 

店舗及び名義人の自宅まで捜索した結果、何もなかったということは、指揮をとった職員は一生窓際確定でしょう。大失態ですから。

 

こんな事件が起きたにも関わらずマスコミで一切、報道されることはありません。

 

 

f:id:girlsbartan:20190717112428p:plain

私自身、税務署にどのように対応したら良いかはっきりと言い兼ねてしまいます。最初から脱税していたらアウトですが細かいところを突くのが税務署です。

 

売上がとれない、警察の摘発だけでなく税務署で閉店の道を辿った店舗も多々あります。一般の会社よりも揚げ足をとられることが多い業界ですから日々、しっかりと対策を考えておくことが必要でしょう。

 

他にも保健所、消防なども気をつけることがあります。まずは自分のお店がどの許可で営業しているのか、そして法律的にして良いこと、悪いことを把握する。それに伴い関連する役所の対応を細かに練ることが、いざと言う時に役に立ちます。

 

色々と気にかけることが多くて大変ですがお店が健全に営業できないとお客さん、働く女の子が減っていく要因にもなるので、しっかりと健全な営業を日々心がけていきましょう。

 

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

Twitterでも色々と呟いでます。

くだらない内容ではありますが興味のある方はどうぞ!

 

https://twitter.com/9DHxlbcb8fvYBW6

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※