あるガールズバーが気づいたらシフトチェンジ!恐らく2年以内に閉店する予感。
前に何度か行ったことがあるガールズバーが、いつの間にか「カラオケバー」としてシフトチェンジしてました。
オープンして恐らく1年半くらいになるでしょうが、なぜにガールズバーからカラオケバーに営業スタイルをチェンジしたのでしょう!?私は何度か行ったことがあるお店ですが、3年以内で潰れるんじゃないかということを薄々感じてました。
- 店舗運営のプロフェッショナルがいない
- お客さんを差別した店舗運営
- 女の子目線での店舗運営すぎる
- 60分2000円だけど実際は高くつく
- カラオケバーにシフトチェンジしても上手くいくのか?
- オープンしてから2年くらいは客単価よりも客数
店舗運営のプロフェッショナルがいない
そのお店が女の子が経営してるお店です。話を聞くと水商売の経験も豊富な女性でしたし接客は上手だと思います。しかし接客と店舗運営というのは別物です。接客は目の前にいるお客さんを見ればよいですが、店舗運営はお店全体を見る必要性があります。
何度かお店に行くとどんどん気が付くことがあり「店舗運営は大丈夫?」と感じてしまいます。ボーイが1.2人いましたがお友達感覚でやってるように見え、仲良しこよしの店舗運営になり結果的にガールズバーからカラオケバーへとシフトチェンジしないとやっていけないくらいに売り上げがなかったのでしょう。
では実際にどんなことが原因だったのかを紹介していきます。
お客さんを差別した店舗運営
常連さんだから、ちょっとしたおつまみをサービスすると言ったことは良いとは思いますが、きちんとお店のルール、システムにきちんとお客さん全てをのせてからしないと「差別された」「一定の客だけ良い思いをしてる」など感じるお客さんが出てきます。
ちなみに例であげてるガールズバーのシステムは
・60分2000円
・指名制度はなし
・飲み放題はなくお客、女の子のドリンク共に料金が発生します(一杯700-1000円)
この様な形で聞いていますが実際の営業では女の子が同伴してそのままお客さんについたりしています。さらに一定のお客には隣に座って接客してます。指名制度がないのであれば、女の子を回転させないといけません!!しかし、このお店は女の子の回しをほんどしません。こ一定のお客だけが良い思いをして他のお客さんを軽視してると思われても仕方ない営業です。
お客さんをお店のルール、システムと言う名のテーブルに全員を乗せずに自分たちを気にってくれた人、大金を落としてくれる人のみを優遇するような営業をしていれば離れていくお客さんも増えるでしょう。
女の子目線での店舗運営すぎる
女性が経営者で典型的なパターンですが女性目線が強すぎてお客目線で考えられないという点です。こういうお店の特徴で見られるのが「女の子が働きやすい環境作り」が強すぎてしまってるところです。
お客さんとして来店した時に「なんでこの子が採用なの?」「面接基準が低いの?」と感じたことがある男性って少なくないでしょう。そういうお店は女の子が働きやすい環境の意識が強すぎるかもしれません。
お店のお客さんが「どんな女の子を望んでいるのか?」というのを日々感じながら面接せずに自分の感覚だけで面接してるとお店の質は下がっていく一方です。また、このようなお店の特徴として女の子に注意をしない傾向もあります。当欠や遅刻、早退が多い。お客さんとの会話が盛り上がらないなどあってもアドバイスしたり注意していないのではないかと感じます。
お店に女の子がいないと商売できないから「働く環境作り」は大事ですが、お客さんがこないと利益を出せません。女の子目線も大事ですがお客視線もきちんと考えていけない人がお店のトップになると大変なことになるでしょう。
60分2000円だけど実際は高くつく
60分2000円とパッと見た感じは安い印象を与えますが実際は高くつきます。それは女の子のドリンクもそうですが飲み放題ではないので自分のドリンク代もかかるからです。入口が安くても会計時に高くなるというのはキャバクラやガールズバーではあることですが、このギャップがあればあるほど、後になって「高いお店」とお客側は感じます。
こちらのお店は暇な時は女の子4人付けたり、おねだりドリンクする子も多いです。忙しい時は付け回しをしない状況もあります。楽しい時と退屈な時のギャップもあります。これだとお客が予算を考えて来店しても結果的に予算オーバーになるケース、女の子が変わらないことでの満足度の低下などがあり固定客をつかみにくくなっています。
「このお客が一時間でいくらくらい落としてくれるのか?」という考えを持たずに、ガンガンと客単価をあげるような営業をしていれば、お客側にと「高いお店」「来店しても楽しめるか不透明」と感じられたら客足もドンドン離れるでしょう。
カラオケバーにシフトチェンジしても上手くいくのか?
ガールズバーをオープンして1年半くらいでカラオケバーにシフトチェンジしたら良い流れになるのか?と考えたら私は2年以内に閉店するんじゃないかと考えています。
ガールズバー 60分2000円(飲み放題なし)
カラオケバー 60分1500円(焼酎飲み放題)
と言う風に変化してますがお客さんがこない理由以外にカラオケバーにシフトチェンジをした理由があると思います。それは人件費面だと考えています。
ガールズバーは基本一組に最低1人は女の子をつけますがカラオケバーだと女の子を必ずつけなくても良いからです。お客さんが5組いれば女の子が5人いないとガールズバーでは成立しないですがカラオケバーであれば席の数だけお客さんを入れれば良いので女の子が2.3人でもお店を回せます。
もし女の子がいるのであればシフト変更するのは料金などのシステム変更で十分です。カラオケバーにするということは人件費を抑えたいという思惑があるようには見えますし、女の子を採用し続ける力がお店自体にないのではないでしょうか?私にはそう見えます。
また1年半オープンしてますからカラオケバーにすることで一定数の客離れがあるでしょう。「女の子とお酒を楽しみたい」という層はカラオケがあることで店内が騒がしくなり離れていくのは確実です。お店のコンセプトを変更するということはゼロからのスタートです。果たしてお客さんが定着するまで運営資金が持つのか疑問は残ります。
それに60分1500円の飲み放題と低価格にして、この利益でどのくらいお店がやっていけるかもわかりません。カラオケバーで来る人の目的は「飲みながらカラオケしたい」という層ですから、飲み放題をつけたら、どこで利益を出すのが疑問です。
仮におねだりドリンクをしてもガールズバー層よりも客単価が低い客層が増える可能性があるので、ガールズバー的な感覚で営業、接客しても通用しないでしょう。
多少客単価を落としても少ない人数で利益を出したいというのが本心に見えますが、ガールズバーからシフトチェンジしても、きちんと全体を運営できないのであれば確実に潰れると私は感じてます。
オープンしてから2年くらいは客単価よりも客数
水商売はお店をオープンさせたからといって、すぐ売り上げが出るわけではありません。まずはお店を知ってもらうことから始まります。最初の時点で客単価を意識した営業をするとお客側に「高いお店」という認識を植え付けさせてしまいます。
私自身、新店舗のオープンに立ち会ったことがありますが2年くらいはお店の利益が出ませんでした。しかし客数はどんどん増えていたので2年目以降が勝負になると思っていましたし実際に2年目以降から売り上げが一気に上がり利益も出るようになりました。シンプルに「楽しいお店」「また来たいと思われるような営業」を心掛けた結果です。
顧客を多数持っていれば、途中で値上げしてもお客さんは来てくれます。勿論、値上げの際は色々と言われますが楽しいお店、行きたいと感じるお店であればお客さんは料金が上がっても来てくれます。
その日の売り上げや利益を出すことも大事ですが、それだけに縛られてしまうとお客さんの心をつかむことは出来ません。オープンして2年くらいは「顧客の満足度」を最優先で考えないと3年以内で閉店なんていうこともあります。
今回は知ってるガールズバーについて個人的な見解を述べましたが、今現在、店舗運営されてる方に少しでも何か参考になること、気を付けるべき点を読んで感じてくれたら幸いです。
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