ガールズバーはそろそろ新時代突入?!
2019年も今日で終わりです。今年からブログを書いて風俗、キャバクラ、ガールズバーなどのことを書いてきました。ご覧頂いてる方には感謝しております。
今年の年末は「忘年会スルー」という言葉が世間に出てきました。お酒の飲み方や遊び方がここ数年で変化してきたけど、今年になり更に大きく変化してきたんじゃないかと個人的には感じます。
現役のガールズバーで働くスタッフと話す機会が最近あったので、私なりの水商売に関してこれからどうするべきかなど考えを紹介していこうと思います。
- ガールズバーでマンツーマンの接客を求める客層
- 女の子ドリンクを一切出さない
- 元々が安いガールズバーに求めるものが多い
- 客単価をあげないと存続できない
- 女の子ドリンク代がかからないお店が存在する
- 顧客を絞ることで客層の悪化を防ぐ
- 女の子のレベル、トーク力の強化
- ガールズバーも新しい時代に突入
ガールズバーでマンツーマンの接客を求める客層
10数年前からガールズバーが増え始め、男女関係なく今の若い世代(20代~30代前半)は夜のお店の入り口的な存在になっていることでしょう。
私はガールズバーが出来始めた当初はガールズバーよりキャバクラに行くことが多かったです。なぜなら、「隣に女の子がつかない」「指名制度がない」「マンツーでつかない」などの理由からです。勿論キャバクラでも数人で来店しても必ずマンツーで女の子がつくという訳ではありませんが、ガールズバーはそのへんを割り切って営業しており、お客がある程度は納得できた面があったと感じてます。
しかし近年ではガールズバーで「マンツーマン」を求めるお客というのが増えていると知人から聞きました。だいたいが20~30代前半くらいの客層のようです。ただでさえ安いガールズバーに求め過ぎの様に思えますが、これが今の若い世代のガールズバーの価値観なのかもしれません。
10年前は「ガールズバーだしマンツーでつかないのは当たり前」と認識があったと思いますが今では「マンツーが当たり前!それが出来ないならまけろ」という認識が強くなってきてるのではないでしょうか?
女の子ドリンクを一切出さない
キャバクラやガールズバーにいって女の子ドリンクを出さない人も多いようです。昔からセット料金のみで帰る人はいましたが最近はこういうお客さんが増加してるとのことです。
クラブやスナックなんかではボトルを入れてそれを女の子と一緒に飲む流れがありました。キャバクラが出てきてからはボトルじゃなくても、女の子へのドリンクを一杯単位で出せるようなシステムが出てきました。
お店にもよりますが、キャバクラで女の子に一杯出すと1000~2000円くらいはすると思いますがガールズバーだと700~1000円くらいで出せます。キャバクラで遊んだ世代からするとガールズバーの一杯は安く感じますが、キャバクラを知らない世代は700-1000円でも高く感じるのでしょう。
風俗遊びだと手こき、ピンサロなど低価格なお店からスタートしてファッションヘルス、デリヘル、そしてソープの様に色んな遊びを覚えていく傾向があります!しかし水商売系のお店はガールズバーが入口となってるけど、キャバクラやクラブとドンドンお金を使って遊ぶようなケースが少ないです。これはお客だけでなく働く女の子もそうです。水商売が「ガールズバー以上ガールズバー以下」という価値観なんでしょう。
元々が安いガールズバーに求めるものが多い
キャバクラよりも安く女の子と飲めるのがガールズバーです。以前は「ガールズバーだから仕方がない」と割り切れたものが今では割り切れなくなってるように見えます。その要因として「価格競争の激化」があるんじゃないでしょうか?
キャバクラや風俗において価格競争は激しいですが「高級ソープ」「高級デリヘル」キャバクラなら「高級クラブ」というように高級路線のお店がありますがガールズバーに関しては高級路線で運営してるお店は少ないです。
女の子のクオリティー、接客力を高めて高い料金で運営するという考えがあまりないのでしょう。「キャバクラより安く女の子と飲める」が元々のコンセプトで派生したのがガールズバーですから高級路線がマッチしないのかも知れませんが、お店の料金は客層に影響を与える側面があります。
安くなればなるほど客層が悪くなるのはお水でも風俗でも見られる傾向です。ガールズバーは「いかに安く見えるようにして集客するか」に走りすぎてしまい客層の低下が他の業種よりも大きいように思えます。
また水商売へのハードルを下げたことで良い子も入ってくるけど、レベルの低い子までお店で働くようになってるでしょう。お店が増え過ぎたことでお店同士で女の子の取り合いです。女の子がいないと成立しない商売ですからレベルの低い子でも採用しないと商売出来ないくらいになってるようにも思えます。
客単価をあげないと存続できない
セット料金だけで遊ぶような客層が増えてもお店の売り上げを確保できません。薄利多売で営業しても客層が悪くなり「そこそこお金を落としてくれるお客」がお店から離れていきます。そろそろ、薄利多売の運営方法は止めるべきと私は考えます。「そこそこお金を落とすお客」をターゲットにして店舗運営をすることがガールズバーがこれから生き残る道の一つだと思っています。
女の子ドリンクを出さないお客が多いのであれば、最初からセット料金に含めてしまうのはどうでしょう?60分3000円のお店であれば60分4500~5000円にして、その中に女の子のドリンクも飲み放題にしてしまうということです。基本的にお客側は【ビール、焼酎、ウィスキーが飲み放題】と言うお店が多いと思いますが、女の子も同じように飲み放題にしてしまうということです。女の子がおねだりしなくてもお酒が飲める状況を作ることでお客側が気を使わなくて済みます。カクテルやサワー、ボトルなどは別料金にして好きな人が注文するという流れで良いのではと個人的に感じます。
これだと女の子のドリンクバックがないからモチベーションが下がると思われるかもしれませんが別料金のドリンクにはドリンクバックをつけます。女の子も飲み放題というのも踏まえてお客側には最初からセット料金に入れてるので、女の子には時給面でアップさせてあげることでドリンクバックがないことへの不満は少なくなるんじゃないでしょうか?
女の子ドリンク代がかからないお店が存在する
「女の子のドリンクがかからないお店ってあるの?」「飲ませなくて良いお店があるの?」と思われそうですが、私は一回だけそのお店に行ったことがあります。店名や場所は言いませんが35代中位~40代中盤の女性を集めたいわゆる熟女キャバクラと言われるお店です。知人に連れて行かれたことがありますが、オープンが20時でしたが30分後にはほぼ満席に近いくらいの来店がありました。女の子はお店のハウスボトルを飲んで良いというルールがあり、こちらが注文しなければ女の子のドリンク代はかかりません。
それだと有料ドリンクをおねだりされそうと思われそうですが、おねだりドリンクは一切ありません。むしろ、もったいないからハウスボトルで良いよと女性からいうくらいです。女の子のレベルは高いとは言いませんが年齢と比較すると綺麗だねという感じで、中には綺麗な方もいます。
60分で5000-6000円くらいのお店でしたから、そんなに高くないです。むしろ女の子のドリンク代がかからないから安いとまで感じたくらいです。
色んなクラブ、キャバクラ、ガールズバーに行ったことがありますが、この様なお店は初めてでしたので衝撃を受けたのを覚えてます。勿論「また行きたい」と思わせるお店でした。女の子の給与、待遇面などは分かりませんがお客側だけの立場から言えば良いお店と言えるでしょう。
女の子のドリンクを考えていない人からすれば60分5000-6000円は高いと思われるかもしれませんが、ドリンクをあげるのを前提でいく人はお得感が出るんじゃないでしょうか?すなわち、ドリンクをケチる層でなくドリンクをあげる層にいかにお得感を感じてもらえるかという営業です。
顧客を絞ることで客層の悪化を防ぐ
誰でも彼でもお店に入れるのではなく60分4500-6000円(女の子のドリンク含め)を安いと感じてくれるお客に来てもらえば良いだけであり、この料金が高いと思う人は他のお店に行ってもらえば良いだけです。ある程度、客層を絞ることで客層の悪化を防ぐことも出来ます。
今のガールズバーは【飲み放題でカラオケし放題、更に〇人以上でいくら割引】というように、色々と出来てこの料金は安いという手法がほとんどです。値段を強調するのではなく「女の子ドリンクも含めてこの料金」「落ち着いて女の子と話せる」など他のことでお店の強みを出して宣伝することで「そこそこお金を使ってくれる層」を取り込むことができるんではないでしょうか?
そこそこお金を使う層は「女の子とお酒を飲みながら話したい」から来店する傾向があります。ただバカ騒ぎをしたいから来てるわけではありません。「女の子とお酒を飲みながら話したい」という事に対価を払っていますから、お客が満足できるお店作りをしてほしいです。
女の子のレベル、トーク力の強化
キャバクラは指名や売り上げでノルマがありますがガールズバーは基本的に女の子にノルマがありません(お店によって異なります)。そのことも要因となって「なんとなく気分でやってる子」も実際のところ多いかなと感じます。
料金が高いけど、面白くない子や可愛くない子がつけばお客さんはお店に定着しません。高いお金をとるのであればお店側がしっかりと女の子の面接を見極める、接客に関して教育することも必要。また、お店と女の子がなあなあな関係で運営してるお店もありますから、ビジネスとしてお互いに割り切ることは必要です。
女の子の付け回しもキャバクラの様にしっかりとお客を見て「どんな子を付ければよいか?」を考えてする必要がありますが、今のガールズバーは女の子を戦略なしでただつけている風に見えます。しっかりと自分のお店の子ひとりひとりがどんな子であるかを把握し戦略を持って付け回すことで今後の売り上げに影響するのではないでしょうか?
ガールズバーも新しい時代に突入
法律的なことや開店資金などのこともありキャバクラよりガールズバーの方がオープンしやすいという面もありますが、そろそろガールズバーも次のステップを考えて進まないと業界全体が低迷してしまうでしょう。安さを売りにする時代のままで営業してるお店は閉店の道を突き進んでいくと個人的に感じてます。
ガールズバーはショットバーから派生したものでなく、キャバクラから派生したお店でした。バーだから「指名や売り上げなどのノルマがない」「お客の隣に座って接客しない」などもあり働く子も増えました。お客さんも「安い料金で女の子と飲みたい」と当初はお互いがウィンウィンの関係でしたが、お客側から「話したい子、気になる子がつかないと楽しくない」という声が出始めて結果的に「お店に指名制度を導入」という風に変わってきました。
結果的にキャバクラとガールズバーの違いって「隣に女の子が座るか座らないか」の違いだけじゃないでしょうか!
水商売の新しい形式のお店としてガールズバーが誕生したけど結果的にキャバクラの様な店舗運営をしないとお客を定着出来ないということではないかと感じてます。
今日は2019年12月31日で大晦日です。大晦日にこの様な内容の記事はどうなのかという思いはありますが、お水業界関係者の方には頑張ってほしいですし、業界全体が盛り上がってほしい気持ちがあります。個人的にガールズバーなどの飲みの席は大好きです。一人のお客の声、意見としてこの記事を捉えてもらえたら幸いです。
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