元ガールズバー店長日記

ガールズバーやキャバクラ、風俗店などで店長をしてきました。お客さん目線、働く側目線で思うこと、感じることをブログに書きたいと思います。Twitterもやってるので宜しくです。

風俗やキャバクラでも顧客の節約志向が強くなるかも。

このような記事を見て気になったことがあります。

press.jtbcorp.jp

 

旅行会社大手のJTBが紹介してる記事です。年末年始を海外で過ごすというニュースは年末年始に毎年聞いてるのですが今年はそんなニュースを聞いたことがないから、どうなんだろうと気になったので見てみました。

 

旅行に関してのことですが、もしかしたらこの中にその他にも繋がる様な消費者心理があるんじゃないかと思ったので今回は今年はどんな風に考えてる消費者が多くなるかを予測していきたいと思います。

 

 

海外旅行に行く人は過去最高人数だが…

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実は2019年から2020年にかけての年末年始を海外へ行く人は増加して過去最高になっています。しかし国内旅行は前年に比べると減っています。海外旅行が人気になっているけど国内旅行は減っている。国内消費が落ちているのが旅行業界で見られる傾向が見られているのではないでしょうか。

 

また海外旅行にいくけど、日数を減らす傾向が増えてる事から海外旅行に行く人は多いけど予算は減少しているということも見られます。シンプルに言えば「海外旅行に行くけど安く抑えたい」「無駄な費用はかけたくない」ということが言えるでしょう。

 

旅行に行きたくない理由にも変化がある?

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旅行に行かない理由として「年末年始はゆっくり過ごしたい」「混雑する」「年末年始は料金が高い」といった理由が多くありましたが今年はこれらの理由が減少してます。「仕事などで休暇がとれない」「なんとなく行く気になれない」という理由が増えています。旅行が好き嫌いというのもありますが、ここで注目すべき点は「休暇がとれない」ということです。最大で9連休になりますが、9連休とる人というより連休がとれない人が多いのではということです。「働き方改革」という言葉を耳にしますが現代は職種も広がり多種多様化してます。定番の土日、祝日が休みということではない社会になっているにも関わらず「土日祝、9-17時勤務」と昭和の働き方をベースに考えられることでミスマッチしてる面があります。

 

「ボーナスが減った」という項目が前年度と比べるとプラスマイナス0であることも見ておきたいです。給料がアップもしてないけど、減ってもいない。しかし物価は上昇してることから節約しておきたいという心理もあるんではないでしょうか?先日の記事でも紹介しましたが、これからガソリンの価格が上がることが予想されます。ガソリンが上がれば運送費などもあがります。結果的に運送料を商品の価格に上乗せしないと売る側も利益を出すのが難しくなります。今年は昨年よりも物価が上がる可能性が今の時点で十分に考えられます。

 

旅行に行きたくないというよりも、旅行に行きたいけど時間がない、行きたいけどお金がないという理由があるんじゃないかと個人的には感じます。

 

 

風俗代も節約志向が強くなる可能性

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旅行に行くけど「日数を減らす」「出費を抑える」という傾向があるということは、もしかすると風俗やキャバクラにも同じ現象が起こる可能性が考えられます。現状の店舗さんは恐らく、1週間に一回以上の来店がある層を常連さんと認識してるでしょう。毎月20.30万くらいの収入であれば風俗やキャバクラで遊ぶとなると月1.2回が良いところです。週1回以上来店する人はそれだけの収入があるのかも知れませんが、なかには節約してお店に通ってる人も少なくないです。もしくは借金して遊んでる人も中にはいるでしょう。

 

風俗やキャバクラに行きたいけど出費を出来るだけ抑えたいという思考から「行く回数を減らす」「ロングコースじゃなくてショートコースにする」など遊ぶ回数や時間を削って出費を抑える可能性があるんじゃないかと私は予測します。毎年と同じような事かも知れませんが、世界情勢や現状の日本経済などから、特に強く見られるんじゃないかと思っています。

 

東京オリンピックの影響

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オリンピック効果で経済が活性化される面もありますが、オリンピックという世界的イベントがあるのであれば、繁華街の浄化作戦はあります。風俗店やキャバクラなどで普段は指摘されないことも細かくチェックされることが今の時点で予測できます。今までなら始末書くらいだったけど、いきなり30日の営業停止処分になんていうことも考えられます。風営法自体が曖昧であることをいいことに、警察のチェックがより厳しくなるでしょう。それはオリンピックが始まる前から始まるので店舗関係者は風営法は勿論の事、日々の営業でも法令順守を徹底させておくことが急務となるでしょう。

 

オリンピックは今年の7/24から8/9日です。この期間に営業停止になったら稼ぎ時と言われる時期を無駄に過ごすことになるので、警察の処分を受けないようにしっかりと気を付けましょう。ちなみにパラリンピックは8/25~9/6で開催です。

 

都内近郊に人が集まることから、オリンピック期間は都内のお店がお客さんの来店が増えるかもしれませんし、その時の売り上げは作れるかもしれません。しかし地方から来たお客さんであれば、次いつ来てくれるのかはわかりません。一回の来店だけで終ってしまい9月以降に繋げていける営業ができるかどうかは分からない面があります。

 

月1回遊びに来てくれるお客さんを増やす

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風俗の料金的なことから見ても月に一回来てくれることはありがたいことです。当たり前の事かもしれませんが、そういうお客さんをいかに多く持っているかが問われる年に2020年はなると思います。客単価をあげようとする営業スタイルだと顧客の節約志向が強くなってるので噛み合わないでしょう。客単価が低くなるならシンプルに客数をあげることを重点的に考えた方が良いと私は思います。

 

一度来たお客には「次回利用できる割引券」を配布、その割引券の有効期限を長めに設定するなど新規顧客を長い目でリピーターになってくれるかが重要です。また風俗店やキャバクラでは通うようになると割引を受ける機会が減るので、常連さん向けの割引イベントなんかがあっても良いかも知れません。

 

前回に引き続き今年がどんな年になるのか個人的に予測した記事を書いています。絶対にこうなるという訳ではありませんが、色んな情報を知ることで見えてくること、考えるべきことが明確になることもあります。今日は2020年1/7です。成人式もあり1/13くらいまでは年末年始の勢いがあるかもしれません。1/14以降どうしていくべきかを今の時点で考えていない店舗さんはちょっと遅いかも知れませんよ?すでに3.4月のことを考えていないと!

 

昨年末から「忘年会スルー」という言葉が生まれるくらいですから、今までの価値観や流れが変化しつつあることに気がつかないと大変なことになるかもしれませんよ!