元ガールズバー店長日記

ガールズバーやキャバクラ、風俗店などで店長をしてきました。お客さん目線、働く側目線で思うこと、感じることをブログに書きたいと思います。Twitterもやってるので宜しくです。

風俗 倒産というキーワードで検索してる人が増えています。

3月末から今日にかけてこちらの記事へのアクセスが急激に増えています。

 

girlsbartan.hatenablog.com

こちらは去年の12月に紹介しましたがコロナウィルスの影響がということではなく飲食店と風俗店を比べた視点から書いたものであり、現状とは違う面があります。

 

今年に入ってずっとコロナウィルスの話が絶えませんし日本レベルではなく全世界レベルの問題となってます。残念なことに倒産する会社やお店は業種関係なくこれから増えていくことでしょう。

 

お客さんのことを思ってないお店はお客は来ないf:id:girlsbartan:20200208115923j:plain

現在の状況を見れば新規顧客の獲得というのは非常に難しいでしょう。そこでポイントになるのが「一か月に1回遊びにくるお客」といった様に定期的に少ない回数でも来店してくれるお客さんをどのくらい抱えているかということが今の様な時期は問われてるでしょう。

 

今から取り組んでも今日明日で結果が出るわけではありません。日々の努力があるからこそです。コロナの影響もあるのは勿論分かりますが、外出禁止という状況でない限りは遊びたいお客さんは存在してます。

 

全体的な来店数が減っていても、定期的に来てくれるお客さんが多いお店であれば売り上げ、客数が落ち込んでも明日にでも閉店ということには成りにくいことでしょう。

 

お店だけでなく女の子にも同じようなことが言えます。こういう時期でも来てくれるお客さんはいます。もともと指名がとれない子が今の時期指名が増えるとは思えません。今までの自分の接客がどうだったのか?という答えが出てる面もあります。

 

日ごろからクソ客と罵る様な子はこれからもっと大変になると思うので、そろそろ身の振り方を考えた方が良いと思います。なぜなら今から心を改めて頑張ったとしても新規顧客が減少する中で指名で返すのは非常に難しいし時間は相当かかります。最悪、お茶を引く日々が続く可能性があります。スーパーやコンビニなどでは人手不足もあるので、そちらでバイトした方が稼げるかもしれません。

 

「女の子を大事にしてお客さんのことを考えない運営」をしてる店舗さんはこれからどんどん厳しくなる可能性があります。女の子、お客さん共に店舗運営においては重要であるので、そのバランスが取れてなかったツケが出てくることでしょう。

 

お気に入りの子、好きなお店で遊びたい

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今の時期でも「遊びたい人」というのはたくさんいます。外出禁止で罰則があるという状況ではないので遊ぶこと自体は今は許されています。

 

ただ遊びたいという人もいますが、お店の常連さんやお気に入りの子がいるお客さんは「お店が大変なら少しでも貢献してあげたい」「〇〇ちゃんが少しでも助かれば」と思っているお客さんも多いと思います。お客側も給与が下がったなど色んな事情がありますが、その中でも「少しでも助けになりたい」と思ってる人も必ずいます。

 

顧客心理としてはこういう時期だからこそ、新規開拓ではなく「知ってるお店」「お気に入りの子を指名する」など安心して遊べるお店を選ぶ傾向が強くなるのではないでしょうか?

 

適当なお店や女の子はどんどん消えていく

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資金力があるないが閉店のポイントになることは勿論ですが、今までの店舗運営がいい加減、地雷プレイをしてる子というのは、これから消えていく可能性が高いです。今からお客さんを呼ぼうとしても遅いです。これは業界全体から見れば変なお店や、やる気のない女の子が減るという面においては良いことではないでしょうか。

 

世間の批判も受け入れる必要性

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・夜のお店は反社のマネーロンダリングになってる。
・風俗嬢やキャバ嬢は税金を払ってないのに補償を求めるな。

など一般社会から批判を受けることがあります。きちんと税金を払ってるし、反社とかかわりがないお店さんはこれらの声に怒りを感じることでしょう。

 

でも残念なことではありますが批判された通りのお店も少なからず存在します。私個人が感じるのは昔に比べて風俗、お水が認知されて綺麗な業界になったと思いますが世間からすると、まだまだブラックな業界に見えるということです。

例えるなら歌舞伎町はぼったくりが怖いというイメージが持たれてるのと似てます。ぼったくりのお店は全体の一部ですがその一部が悪印象を与えて全体が悪い印象を持たれてしまうということに似てる面があると思われます。」


このような批判に反論したい気持ちはありますが、事実な面もあるのでしっかりと受け止めて今度の運営、お店の在り方、地域社会への貢献などに繋げていくことが大切な様な気がします。

 

破壊と構築で新時代がくる

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スクラップ&ビルドという言葉がありますが破壊と再構築ということです。良い悪いは別として風俗、お水業界はコロナウィルスの影響で新しい時代に向けて向かい始めてるように私には思えます。資金力の点もありますが、閉店していくお店が出始めて、新たな価値観を持つ人が新店舗を出す。昔から営業してるお店と新旧の店舗が新しい業界像を作り出していく。新しい時代はそこまで訪れてるのかもしれません。伝統的なやり方も大切ですが新たな価値観もこれから生き残る上で必要です。今までのやり方や価値観にとらわれていたら、コロナウィルスが終息した先、生き残っていけないかもしれません。

 

目の前の問題をいかに乗り切れるかを考えて知恵を出すことも大事ですが、その先のことを視野に入れておくことをおススメします。

 

 知恵を出して積極的に実行する

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 リーマンショック東日本大震災と近年は経験してきましたがコロナウィルスの問題は戦後、誰も経験していないことが起きています。過去のデータもあまり参考にはならないし、何をすれば乗り切れるかは誰も経験がないのでわかりません。ただ何もしなければただ潰れていくだけです。積極的に知恵を出して実行していくことが大切なんじゃないかなと個人的には考えています。女の子、お店のスタッフ、店長、運営者、お客…色んな立場からの声を聞くことが第一歩ではないでしょうか?

 

最後に私個人が感じてることを書きます。ツイッターなどでお店の公式アカウントなどで「風俗は不要不急の外出じゃないから遊びに来てください」「外出禁止になる前に遊びに来てください」などの発信を見かけます。客数、売り上げをあげたいのはわかりますし女の子に稼がせたいのも分かります。

 

しかし一般社会からすれば風俗もお水も遊びであり生活においては不要なビジネスです。もし業界の地位向上を少しでも望むのであれば「風俗は不要不急の外出じゃないから遊びに来てください」「外出禁止になる前に遊びに来てください」と発信するのではなく「こういう対策をお店でしてるしお客さんにも協力してもらってる」と少しでも安心してお客さんや女の子が働けるという内容を発信した方が今は良いんじゃないかなと感じます。